【以下の文章は、シェリー・ミード氏が2009年12月に東京の上智大学で行ったIPS講演の書き起こしに、若干の加筆修正をしたものです。この文章の元になった講演の動画は → こちらのページで視聴できます。】
ここまでは理論的な枠組みについてお話してきました。次は、IPSをどのように実践するか、実践を導くタスク、原則についてお話します。
IPSの4つのタスク
つながり
先ほどお話したような関係性は4つの段階から導かれます。まずはその概要をお話します。
一つ目はつながりです。これが最もわかりやすいものです。お互いのためになり、お互いの力を引き出すような関係性であるためには、まず、つながりがなければなりません。ピアサポートでは、明らかなつながりがあることが多いでしょう。「私と同じ経験をしている人がいたのだ。」というのが、まずはじめの強力なつながりになります。
ですが、つながりをつくるのは、それだけではありません。自分がどのように自分の経験を意味づけているのか、また、自分はどのような価値判断をしているのかに気づかずにいると、相手の人や状況について、数限りない決め付けをしていることがあります。ピアサポート・センターをしていたときに、人々がこういうのをよく耳にしました。「私も全く同じ経験があるから、よくわかるよ。」と。これは問題です。というのは、他人が経験したことの全てをわかるということは、ありえないからです。
ピアサポートのつながりはとても強力なのですが、それが制限になることもあります。とくに否定的な経験を媒介にしてつながりができていると、それを慰めあうことにとどまってしまうことになりかねません。そうならないためには、人や関係の全体をみる、より内省的な過程が必要でしょう。
世界観
自分はどうしてそのように考えるようになったのか、どのような背景でそう学んできたのかに意識を向けます。そして、相手の人が、そのように考えるようになった背景に意識を向けます。人が語るストーリーを聴いているとき、ストーリーの表面上の言葉だけにとらわれて、話の半分しか聴いておらず、その背後にあることに耳を傾けていないことが多々あります。そう考えるようになるまでのすべてのストーリー、それをとりまく意味づけのあれこれについて思いをめぐらすことをせず、語られたストーリーの表面だけにとらわれてしまいます。
意識することで、自分の経験を一歩はなれて見ることが出来ます。自分に見えていることを意識しているというのは難しい概念で、マインドフルネスとして心得ている人も多いようです。それは、自分の思い込みに気づき、相手の人について、持ち込んでいる思い込みを意識してみることです。自分の思い込みで物事を認識し、判断するのではなく。
相互性
どのようにして、そう思うようになったのかに目を向けると、関係性がいくらか開かれます。人がどのような経験をしてきたのかを理解し始めると、関係性は深まるからです。それと同時に、自分についても振り返り、自分が知らず知らず信じていることや思い込みに気がつきます。相手の人についてより深く知り、語られているストーリーの背後にある、より大きなストーリーに関心を持つと、その人がどうして、そのようなストーリーを語るようになったのかがわかり始めます。それが相互性を導きます。ここがインテンショナル・ピアサポートの鍵になるところです。相互に学び成長する関係性であることです。これは容易にできることではありません。ピアサポートは簡単に聞こえるかもしれませんが。
相互性は単に仲がよいということではありません。どちらもの努力を必要とします。できるだけ偽りがなく、透明であることが求められます。援助関係に陥っていると、自分が必要としていることに対して正直になることに、居心地の悪さを感じるかもしれません。そうして、恨みの気持ちが出てきたり、負担に感じたりします。人々は私たちが思うほど壊れやすくはないのです。もし自分の必要としていることや感じていることを明らかにせず、双方にとって、関係がうまくいくためのやり取りをしなければ、必ずしもお互いのためにはならない力動をもたらすことになるでしょう。
報酬をもらって、ピアスタッフとして雇われた人との関係となると、相互性はややこしくなります。片方が持っていない役割を、もう片方が持つことになるからです。相互性に焦点をあてるのはそのためです。
昨日、昨年IPS研修を受けた人たちの数名がワークショップにきていて、相互性は衝突がある場面でのみ求められると理解していたと聞きました。そうではなく、相互性はひらめきや新しい視点が生まれて、刺激を感じられるような対話のことを意味しています。つながりを感じられた人と、さらに深い話をして、お互いのことがわかってきたときの対話です。
向かうこと
つながりをつくり、人のことをもっとよく知り、どちらもが関係を深める努力をしているとき、何かに向かい始めるエネルギーが出てきます。新しい方向性のようなものです。精神保健では、うまくいっていないことから遠ざかることに焦点があてられています。望まないことに焦点をあてたり、それに対処するのでなく、望むことに焦点をあてるというのは、いろいろな意味で、新しい考え方です。
それでは、4つの段階あるいはタスクのそれぞれについて、詳しくみていきましょう。
つながり‐つながりを切ること‐つながりの再生
つながり
- その場に居ること(意識を集中させて)
- あせらないこと
- 心を開いていること(批判・判断を持ち込まない)
- 自分の反応に気がついていること
- 関心・興味を持っていること
- ありのまま・素の自分であること
これらのどれも納得できるものだと思います。ただし、口で言うのは簡単ですが、実行するのははるかに難しいことです。IPS研修に参加して、このような関係性をつくることに力を注いできた人たちは、このような関わりには忍耐と努力が必要だと証言してくれるでしょう。
つながりを作るのに大切なのは、ただその場に居ること、心を開いていること、応じること、あまり決め付けをしないようにすること、自分の思い込みに気がついていること、関係をつくるのに辛抱強くあること、などです。私は、つながりをつくることに必死になりすぎるときがあり、そうすると、押しが強くなってしまいます。つながりをつくることに一所懸命になって、でも、つながりはできない。それが数週間後、私の言った何かが相手の人に響き、つながりができるというようなことがあります。そのはじめのつながりを作るためには、あせらないことが大切です。
心を開いていること、変化するのを厭わないこと、受け入れようとすること、興味をもつこと、も大事です。精神医療の世界で、特に患者の立場として身についたことは、自分のことしか話さないということでした。私のどこが悪いのかについて話すことしか学びませんでした。それで、しばらくの間、人に興味を持とうとするのがぎこちなく感じられました。何を聞いたらよいのかわからなかったのです。それは悲しいことで、その場に居て、心を開いて、それほど親しくない人、あるいは、必ずしも気に入っているわけではない人に興味を持つのには努力を要します。
つながりを切るもの
- 自分の話を使いすぎるか、自分の方が上をいくという態度
- 批判・判断を下すこと
- 議論したり、教えを述べること
- アドバイス(忠告)する こと
- 同意、承認、ほめること
- 解釈や分析をすること
- 同情、一緒に惨めな気分になること
- 冗談めかすこと
- 会話を独占する、自分の議題を押し付けること
つながりは永遠に続くものではありません。何か言ったり、したりして、つながりが切れることはしょっちゅうあります。でもそれはこの世の終わりではありません。どのようなことが、つながりを切ることになるのかを知っておきましょう。みなさんはサポートグループにかかわったことがあるかどうかわかりませんが、ピアサポートのグループで興味深かったのは、人々にとって自分のストーリーがとても大切で、人の話を本当によく聴いて、心を開いているのではなく、自分のほうが上を行くということ、つまり、自分のストーリーのほうが立派だと示したがるという傾向でした。皆さんも経験があるかどうかわかりませんが、これはピサポートの邪魔になります。
ここに挙げた、つながりを切ることのどれも、みなさんには明らかなことでしょう。いくつか、それほど、当たり前とは思えないものもあります。たとえば、同意、励まし、ほめること。この考えをはじめて聞いたとき、誰かに同意をしたからといって、つながりを切ることにはならないだろうと思いました。ですが、同意をすることで人を操作しようとすることがあると気がつきました。たとえば、息子が、「お母さん、部屋を掃除したよ。」といったとき、私が、「そう、よくやったね、えらいね、すばらしい。」といったとします。その時私が本当に言っていることは、『いつも、しなさいね。』ということだったりします。
つながりを再生させる方法
- 起きたことを口に出して言う (今、つながりが切れたようでしたね?)
- 自分のパートに責任を持つ
- 謝る (ごめんなさい、集中してなかった。もう一度、やりなおしてもいいですか?)
- 尋ねる (何か気に障るようなことを言ったでしょうか?)
つながりが切れたとしても、あるいは、何かしらあって、つながりが切れているのかどうか不確かなときでも、つながりを再生するためにできることがあります。つながりが切れることは会話の最中によくあることです。私にとっては、ここでは、日本語がよくわからないので、というか単語を4つくらいしか知らないので、人が私に話しかけているときに、つながりを保つのがとても難しいです。関心をもち続けていようとしても、言葉の壁があって、理解できず、通訳を待たなければなりません。しかし、つながりを失ったときにできることがあります。つまり、「ことばが理解できなくて集中できませんでした。ごめんなさい。」ということです。それらのことが、つながりを再生する助けになります。
ですから、つながりを意識していることがとても大事です。つながりがあるときとないとき、つながりを再生させる必要のあるときに気がついていることです。
世界観-どのように世界が見ているのか、どうしてそう思うようになったのか
世界観
- 自分自身や世界がどのように見えているか(信じていること、価値観、考え方、物事がどうなるかの予測)に意識を向ける。
- どうしてそういう見方・考え方をするようになったのかに関心を持つ。
- 人はさまざまな経験をへて、自分についてのストーリーを作り上げている。
- そのストーリーに基づいて、人の反応を解釈し、“現実”を作り出す。
次は世界観について。これはわかりにくい概念です。というのは、自分の経験していることから一歩離れてみて、自分の考え方や行動の仕方を観察するのは難しいことだからです。私たちがどのように自分のことを見て、信念がどのように形作られきたのか。そして、私たちのもつ価値観が人との関係にどのような影響を与え、信念がどのように思い込みに影響しているのかということを考えてみましょう。自分の信じていることが見えてきて、それを脇に置いてみることができると、相手の人に対する決め付けをそれほどしなくなります。
世界観の別の側面は、私たちの経てきた歴史に基づいてストーリーが作られるということです。そしてそのストーリーを通して世界を理解します。たとえば、私は研修をすることに不安があるので、古いメッセージ、古いストーリーが、頭の中にわいてきます。『笑いものにされる』『自分はバカだ』というようなメッセージです。そうすると、私は、人の反応や表情を、そのように解釈します。そういう現実を自分で作り上げているからです。そして、実際にそうなるように仕向けます。自分もそうだという人はどのくらいいますか?自分で現実を作って、それに加担し、そのストーリーから一歩退いてみようとはしません。なれきってしまっているからです。
スティーブン・カビィが提唱している公式があります。これは、何か違う結果を得るために、何か違ったことをするには、ものの見方を変える必要があるということです。もし人からの批判、否定的なメッセージを通して物事を見ていたとしたら、緊張が高まり、間違えをして、それで人々が混乱した表情になり、それが私の信じている『自分がバカだ』という見方を強化します。
演習をしましょう。この椅子に座っている女性はあなたが知っている人だとします。彼女はどうしたのでしょう?どんな状況なのでしょうか?あなたのはじめの印象を書いてください。そして、そう思ったとしたら、あなたはどうしますか?声をかけるか、何かするか、あなたが反射的にしそうなことを書いてください。
例えば、もし彼女が抑うつのように見えたとして、「元気ないね、気分がよくなるといいですね。」とあなたが言ったとします。実際には彼女は、物思いにふけっていただけで、抑うつではなかったとしても、抑うつに関する会話をその人と始めることになるかもしれません。もし私が考え事をしていたときに、誰かから、「元気ないみたいだね、どうかしたの?私に何かできることがある?」といわれたら、「そんなに具合悪そうに見えるのかな。どうしたのだろう、調子が悪いのかな。」と思って、自分は抑うつなのかもしれないと思い始めるかもしれません。あなたの思い込みによって、そういう会話が作り出されます。
この写真をみてある男性は、自殺しそうなほどのうつに見えるので、警察か救急に連絡すると言いました。もしそうしたら、どうなると思いますか?別の人は、この女性はノーベル賞を受賞して、賞金の使い道を考えているのかもしれないと言っていました。
思い込みがいかに物事を左右するのかがわかるかと思います。私たちの見方が、これらの会話を作り出します。そうして、関係性に影響を与えるストーリーを作り出します。もう一つ、お聞きします。もし、彼女が座っているのは精神科の病院の中だといったら、あなたの思い込みは変わりますか? 私たちは、人がどのようなところにいるのかによって、物事を意味づけていることが多いようです。
相互性
相互性
- 相互性は二つ、あるいはそれ以上の世界観の橋渡しをする。
- 対話を通して、新しい理解が生み出される。
お互いの世界観が違うことは良い知らせです。自分に見えているものをより透明にして、自分の思い込みを明らかにすれば、対話の機会が生まれます。そこに相互性の概念が入ってきます。これはピアサポートにとって、とても重要なことです。相互性とは二つ以上の世界観をつなぐ橋です。そして、対話を通して理解が生まれます。
相互性は・・・
- お互いにサポートすることだけを意味しているのではない。
- 双方にとっての学びを生み出すことができる。
- お互いに、偽らず、隠し事をしていないことを意味する。
- 力(パワー)の問題を意識していることを意味する。
相互性の概念は、ピアサポートではとても興味深いものです。ピアサポートをする理由は、それがより相互的であるからなのは明らかです。ですが、もし、問題やお互いに助け合うことに焦点が置かれていると、それは助けを交換していることになります。「あなたを助けてあげるから、あなたも私を助けてね。」というような。それは関係を通して成長するというのとは違います。相互性は、どちらかが落ち込んでいるときに、助けを提供したり受け取ったりするというのではなく、物事について語り、新たな、貴重な可能性を生み出すようなスペース、環境を作ることです。そのスペースには偽りがなく、透明であることを前提にしています。物事についての見方が違うとき、透明なスペースで対話をすることは難しいでしょう。そういうときに、自分に見えていること、感じていること、必要としていることを伝えることは本当に難しいことです。
相互性は希望を感じさせる対話で、向かうことに導いてくれます。衝突があると、それがしにくくなります。そのために、相互性は衝突のあるところでのみ問われることだと思った人もいたのでしょう。相互性はより透明になり、可能性に開かれる過程のことです。
相互的でしょうか?
- あなたのリカバリーを手助けするのが私の仕事です。
- 人の助けになれると気分がいい。
- 私のためになったことをあなたも試してみるべきです。
- お互いに学んでいると思えるためには どうしたらいいのだろう?
これらの発言を見てみましょう。ピアサポートでよく聞かれるものです。特に、報酬を受けている立場、クラブハウスなどで役割のある立場、片方が相手の人のために雇われているというようなところでよく耳にします。この発言に相互性があるかどうかを考えてみてください。
「あなたのリカバリーの手助けをするのが私の仕事です。」これはどういうことを示唆していますか?この発言から、関係はどこに向かうでしょうか。「あなたのリカバリーのお手伝いをさせてください。」と、ピアから言われたら、関係はどうなると思いますか?一方が専門家となり、助けることを前提にして、もう一方は助けを受ける側になります。ただ、この発言は微妙で、だめだとは言い切れないところがあります。私たちはお互いにサポートをするし、より良い人生に向かことを望んでいるのですから。ですが、まずはじめにこう言ったとしたら、あまり、相互的な関係にはならないでしょう。
「あなたの助けになれてうれしいです。」というのはどうでしょう。助けることの喜びに焦点をあてていると、自分の成長には目が向きません。相手の人が助けを受けていると感じることで、自分の成長の感覚が得られているのだとしたら、相互的な関係にはなりにくいでしょう。
「私はこれをして良かったから、あなたも試してみたらいいのに。」というのも、よく聞きます。この発言で、片方が相手にアドバイスを与えていることは明白です。それは、必ずしも最善のことではありません。ピアサポートでは、経験を共有するために集まっている部分が大きいわけですが、ピアサポートとは、自分たちの経験を人に押し付けることだと思っているのだとしたら、いろいろな問題が生じてきます。
向かうことに焦点をあてる
向かうこと
- 向かうことは、あなたが望むことについての、はっきりとしたビジョンを描くことを意味している。
- 避けることは、うまくいっていないことに焦点をあて、そこから遠ざかろうとすること。
インテンショナル・ピアサポートの四つ目のタスクは、向かうことという在り方です。つながり、お互いのものの見方を知ること、相互的な関係性であることを通して、エネルギーが生まれ、何かに向かう感覚が生じます。これは、障害に焦点をあてていること、問題を避けようとしているのとは異なります。
これは、それほど簡単なことではありません。では演習です。あなたが向かっていることを二つか三つ書いてください。それから、あなたが避けようとしていることを二つか三つ書いてください。
これは、ごくわずかですがとても重要な発想の転換です。WRAPをやっている人は、この考えが身についていると思います。自分の望まない人生にならないように何をするかではなく、自分の望む人生を作り出すために何ができるかに目を向けさせてくれるからです。
IPSが示唆すること
IPSが示唆すること
- ピアサポートの関係は他の関係に影響を与える。
- さまざまな見方に対して、心を開くことになる。(多数の真実を受け入れる)
- 地域での会話を変えることになる。
- “全地球的な思考”を始めることにつながる。
最後に、このような関係性が示唆することについて、少しお話します。それで時間があったら、先ほどしようとした演習をしましょう。ピアサポートがもたらす影響を測ることもできると思います。その一つは、この新たな、相互に力を与え合う関係が、他の関係のモデルになることです。その波及効果を思うと、これは単にリカバリーではなく、社会変革を意味するでしょう。それがピアサポートのとても重要な側面だと思います。
また世界観に深く耳を傾けると、違った見方に開かれるようになります。新しい視点を得ます。それは個人のリカバリーだけでなく、社会変革を示唆しています。そして、このような会話が起きていると、地域での会話が変わります。私たちはお互いを病気や障害を持つ人とか、専門的な援助がなければ生活できない人というふうな見方をせず、専門的なサービスに責任をゆだねるのではなく、地域で責任を担い合います。それはより広い意味合いを持ちます。地域でお互いに学ぶようにサポートするということです。その心づもりがあるとしたら、この世界は全く違ったものになるでしょう。
用意していた演習は、誰かと短い会話をしてもらうことです。完璧な精神保健システムを作ることについて、ただ話しをしてみてください。そのとき、エネルギーが感じられる会話であるようにし、つながりを意識してください。お互いに共通していることについて、違っていることについて、議論できることについて、精神保健システムの変革のためのアイデアについてなど、それらについて、どんなふうにお互いの話をきくことができるだろうかを意識しながら、会話をしてみてください。そして、この会話を通して、単に精神保健システムについてだけではなく、より良い社会を目指して、向かいはじめるエネルギーを感じてください。これが演習です。時間のある時に試してみていただければと思います。
今日、みなさんが来てくださったこと、難しい質問をしてくださり、熟慮してくださったことに、本当に感謝しています。昨年、久留米で研修をして学んだことですが、日本で学んでいる人たちのように、意味のある何かを生み出すことを実行し、新しいシステムを作りだすことに力を注いでいる人たちに出会うのは、アメリカでは、あまり経験できません。そこに立ち合わせていただけることを光栄に思っています。ありがとうございました。